糖尿病
実は740万人程度にも及び、2002年に20歳以上の6000人近くを対象にして、糖尿病の実態調査が厚生労働省により行われ、その結果、糖尿病の可能性がある人が740万人ぐらいでした。
糖尿病の可能性を否定できない人も含めると1500万人以上に達することも分かりました。
糖尿病とは、インスリン作用不足によって起こり、糖尿病は全身の代謝異常を招く疾患で、慢性高血糖を主徴としています。
1型糖尿病では、インスリンを合成、分泌する膵臓のランゲルハンス島β細胞の破壊消失がインスリン作用不足の主要な原因とされており、発症する年齢は25歳以下に多く、肥満とは関係ありません。
2型糖尿病は遺伝的な物ではないので家族の中に糖尿病患者さんがいる事は、ほとんどないと思われていましたが、2型糖尿病はインスリン分泌低下を招く要因を含む、複数の遺伝的素因に加え、過食や肥満、運動不足やストレスなど、環境因子や加齢が加わり発症するため、家計内血縁者には糖尿病患者がいることもあります。
これはインスリン分泌の低下にインスリン抵抗性が加わって起こるもので、40歳以上で肥満の方に多く見られます。
慢性腎不全の新規透折導入患者さん
毎年、慢性腎不全の新規透折導入患者さんは3万人程度いて、そのうちの4割近くは糖尿病性腎症患者さんで、原因疾患の1位となっています。
正確に云うと、2001年の透折導入患者数は33,240人でして、そのうち疾患の第1位は糖尿病性腎症で12,170人、第2位は慢性糸球体腎炎の10,350人です。
ポイントとして押さえておきたい点は、糖尿病合併症には、インスリン作用不足が高度になって起こる急性の合併症と、長年にわたって起きる慢性の高血糖による慢性の合併症がありという事です。
急性合併症には、意識障害や急性感染症、糖尿病昏睡などがあり、慢性合併症は、腎症や網膜症、虚血性心疾患や脳血管障害などがあります。
糖尿病と判断する場合、血糖値が200mg以上であることや、早朝の血糖値が126mg以上であること、75gOGTTで2時間値が200mgのいずれかに該当する場合は、糖尿病と断定できます。
また、HbA1cが6.2パーセント以上の場合は、糖尿病として診断することができ、口渇や多尿、体重減少などの糖尿病の特徴的な症状があり、更に糖尿病型であれば糖尿病と診断しても良いです。
血糖値は変動が大きいので、糖尿病の症状がない場合は、1回の検査が糖尿病型であっても確診のためには再検査を必要となります。